Stable Diffusion(特に ComfyUI)を快適に使用するためのPCスペックまとめ。自分は最低レベルGPU(RTX3060)でしたが初心者がお試しで利用する分には十分な感じです。すぐ陳腐かするでしょうけど。
Stable Diffusion(特に ComfyUI)を快適に使用するためには、主にGPU性能が最も重要ですが、全体としてのPCスペックは以下が目安になります:
✅ 快適動作のための推奨スペック(2025年時点)
【GPU(グラフィックボード)】
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推奨:NVIDIA RTX 4070 以上(VRAM 12GB 以上)
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より快適:RTX 4080 / RTX 4090(VRAM 16GB〜24GB)
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最低限:RTX 3060(VRAM 12GB)でも使用可能(低解像度やシンプルなプロンプト向け)
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VRAMはComfyUIで複数のモデルや高解像度を扱う際に非常に重要です。8GB以下だと制限が大きくなります。
【CPU】
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推奨:Intel Core i5-12400 以上 / AMD Ryzen 5 5600X 以上
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多くの処理はGPU依存ですが、ワークフローの起動や軽い前処理にCPUも関与します。
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【メモリ(RAM)】
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推奨:32GB
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最低限:16GB(軽い用途ならOK)
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ComfyUIで複数の大きなモデルやLoRAを扱うとメモリ使用量が増えます。
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【ストレージ】
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推奨:1TB SSD(NVMe)
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モデル(base + LoRA + VAE + VAE decoderなど)や生成画像は容量を食います。
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SSDは読み書き速度の点で必須(HDDではほぼ不可能)
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【OS】
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Windows 10 / 11 64bit
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Linux(Ubuntu系)でもOK(ただしセットアップにはスキルが必要)
✅ 快適動作のための参考構成(例)
パーツ | 推奨例 |
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GPU | RTX 4070 / 4080 / 4090 |
CPU | Ryzen 7 5800X / Core i7-13700K |
メモリ | 32GB DDR4/DDR5 |
ストレージ | 1TB NVMe SSD |
OS | Windows 11 Pro 64bit |
💡 ComfyUIでの作業内容別VRAM目安
作業内容 | VRAMの目安 |
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512×512 画像生成 | 約4〜6GB |
768×768以上・LoRAあり | 8〜10GB以上 |
img2imgやControlNet使用 | 10〜16GB以上 |
高解像度補完(Hi-Res Fix)や複数ControlNet | 16〜24GB推奨(RTX 4090クラス) |
⚠ 補足:Macでの使用について
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Apple M1/M2/M3でも使えるが、ComfyUIは非公式対応が多く実用的ではない(WebUIやDiffusersなどの代替推奨)
📌 まとめ
「とにかく快適に!」を目指すなら:
RTX 4070以上(VRAM12GB以上)+ 32GB RAM + SSD環境
が、2025年の時点で最もバランスの良い選択です。